- フリー戦略は、リアル店舗でも使える
既に書きましたが、ご来店プレゼントや試供品などは一般のお店でも出来るフリー戦略です。
ただし、注意点が必要なのは、ご来店プレゼントは当然来店頻度や平均の利益を調査する必要があります。
ネットと違い、配っただけ赤字が増えますので、数を捌けば良いわけじゃありません。
また、試供品も同様で、効果が実感できない量の試供品では意味がありませんね。
大企業などがイメージ戦略をする場合は別ですが。
では、中小のお店がどのようにフリー戦略をとれば良いのでしょうか?
すこし考え方を変えて、利益をフリーにするやり方があります。
例えば、テニススクールです。
テニスボールを卸値で1缶単位で販売するのです。
テニスボールは当然テニススクールですから、まとめて箱買いで仕入れますよね。
そのままの原価で卸すことでボールの利益はゼロになります。
ですが、スクール生だけの特権にしておけば、ボールが安く買えるのでスクールを継続しようと考える生徒さんも出てきます。
また、私が知る限り、同様のことをしているスクールはないので、噂が広まればスクールに流れてきてくれる可能性がありますね。
同様に、ガットの張り賃を無料にする方法もあります。
スクール内で張る場合には、実質原価はかからないわけですから無料に出来ます。
それが継続率につながったりガットの購入につながればメリットは大きいのではないでしょうか?
もちろん、利益計算をして採算がとれる確認は必要ですが、
このように、付帯サービスで客寄せして、メインのサービスで利益を上げるのも良い方法ですね。
ただし、先程のボールがネットショップなどの販売価格よりも卸値が高い場合や
通常使う分以外に大量仕入れが難しい場合は駄目ですが。
あと近隣のお店のチラシなどを無料で展示させてあげて、代わりにクーポンの提供をお願いするというのもありですね。
それをスクール生の特典にすれば、無料で特典をゲットできます。
- フリー戦略とは?
フリー戦略を、もう少し詳しくご説明します。
フリー戦略とは、フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
に書かれている内容で言うと、
インターネットなどのデジタル社会では、コピーなどが容易にできるので、
実質的なコストはゼロに出来るというものです。
例えば、英会話の学習が無料できるサイトがあるとします。
当然開発費は莫大に掛かってきますね。
ここでは1000万円掛かったとします。
無料で提供することで、10万人の方が利用したとします。
そこに広告を貼りました。
10万人が毎日1回アクセスするとして、月300万アクセスです。
そして、そのうち1%が広告をクリックするとして、1クリックあたり10円稼げるとすると、
300万×1%×10円=30万という売上が上がります。
これが、1年で360万円ですね。
これだけでも、3年でもとを取ることが出来ます。
さらに、月額固定のバナー料金を貼ったり、
有料のアイテムを販売すると、さらに稼げますね。
グリーやモバゲーのような無料ゲームサイトもこういう目的です。
従って、フリー(厳密にはフリー戦略の一つのフリーミアム)は
それだけで商品として完結していて、有料版は追加機能であるということです。
- フリー戦略に見る売上アップの方法
少し前にフリーという本が流行りました。
フリー戦略について書かれた本です。
興味のある方は、こちらをお読みください。
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
さて、このフリー戦略から見た売上アップの方法についてお話しします。
フリー自体は以前からあります。
よくあるのが、「ご来店プレゼント」です。
これは、購入されなくても来店だけでプレゼントが貰えますので、
多くの方が来店してくれます。
来店者の10%が購入してくれるというようなデータがあれば、
その10%の売上を計算し、利益からプレゼント代金を引いて目標の黒字が出れば良いわけです。
また、来店履歴や購入履歴もチェックしておくことで、
このお客様が来店のついでに買ってくれるお客様かもわかります。
そうすると、ついでに買ってくださるお客様には、ご来店プレゼント。
そうでないお客様には、購入時プレゼントや割引券を贈る方法があります。
お客様の数が多い場合には、こういうふうにお客様ごとに使い分けることも可能です。
フリー戦略=無料という部分だけにとらわれずに、無料という道具を使う戦略と思ってください。
- プラス効果よりもマイナス回避の方が売上が上がる
これも売上アップの基本ですが、プラスの効果が得られることよりも、
マイナスの回避策の方が高い売上が見込めます。
例えば、ダイエット関連商品を売りたいとします。
「○キロ痩せる」というよりも、
今までに太っていて困ったことが解消されるという内容の方が売上が上がるのです。
人はプラスのことは、現在の自分が経験していないのでイメージできません。
逆に悩んでいる方は、マイナスを経験していますので、回避できることが嬉しいのです。
どんな商品でもマイナスに焦点を当てることはできます。
工夫してみてください。
- 付加価値をつければ、単価を上げることができる
では、単価をあげるには、どうすれば良いのでしょうか?
それは、付加価値をつけることです。
例えば、ジュースのメーカーだとすると、従来のジュースに加えて、
ビタミンやアミノ酸などを加えたものを発売すると、これは付加価値となり、
通常の商品よりも高く売ることができます。
何故なら、消費者も「ビタミンが余分に入っているから高いんだ」と認識できるからです。
そして、安い商品が欲しい人は、安いジュースを買います。
顧客にも選択の幅ができるので、メリットがあります。
また、仮にカロリー半分のジュースを作った場合に、甘味料分のコストが削減できたとします。
そうすれば、従来と同じ値段で売っても利益は増えますし、カロリー半分も付加価値ですから、
若干値上げすることも可能です。
もちろん、ジュースは既にビタミン入りやカロリーの少ないものは出ていますので、
これらが付加価値になることはありません。
ただ、こういう付加価値を考えると値上げができるということです。
- 売上アップの基本公式
売上アップをするための基本的な公式があります。
それは、
商品単価×販売数=売上
ということです。
とても当たり前の公式ですね。
さて、ここで一番簡単なのは、販売単価を上げる方法です。
値上げをすることが出来れば、本数を多く売らなくても簡単に売上を上げることができます。
もちろん、値上げをすることで、売れなくなる可能性があります。
従って、いろいろ調査をする必要はあるのですが、まずは「値上げが一番簡単な売上アップの方法」であることを認識してください。